高齢化が進む昨今、介護職員の需要は高まる一方です。
日本の人口は減少しているのに、75歳以上の高齢者数は急激に加速しています。それに伴い、訪問介護やデイサービスなどの居宅サービスや、特別養護老人ホームなどの入居施設サービスが増え続けており、介護業界は今後もどんどん伸びていくと予想されています。

「介護職として働きたい!」
「家族の介護をしなければならなくなった!」
だれかの介護をするためには、正しい知識や技術を身につけることは大切なことです。
さらに、介護・福祉業界は資格がものを言う世界でもありますので、介護職に就きたい人にとって資格を取得することは不可欠なことになっています。

介護職員初任者研修とは?
介護職員初任者研修は、介護・福祉のスペシャリストになるための登竜門となる資格で、だれでも受けることができるものです。
厚生労働省によると、介護職員初任者研修とは「介護に携わる者が、業務を遂行する上で最低限の知識・技術とそれを実践する際の考え方のプロセスを身につけ、基本的な介護業務を行うことができるようにすることを目的として行われるもの」です。
この資格を取得することで、だれかの介護をするための知識や技術を習得することができます。介護職に就く場合は、介護職としてのキャリアを積むことができるようになり、各々の現場で活躍することができます。
また、近年では、介護職員としてだけではなく、家族を介護するために知識や技術を身につけたいという理由で受講される人も増えているようです。

介護職員初任者研修の資格を取得するためには
介護職員初任者研修の資格を取得するためには、講義と演習が一体となった合計130時間の研修受講と、全課程修了後の筆記試験に合格することが必要で、おおまかな流れは下のようになります。
- STEP 1スクールや通信で講義と演習を受ける【約3週間〜1ヶ月間】
研修のカリキュラムは次のようになっています(全130時間)。
- 職務の理解(6時間)
- 介護における尊厳の保持・自立支援(9時間)
- 介護の基本(6時間)
- 介護・福祉サービスの理解と医療との連携(9時間)
- 介護におけるコミュニケーション技術(6時間)
- 老化の理解(6時間)
- 認知症の理解(6時間)
- 障害の理解(3時間)
- こころとからだのしくみと生活支援技術(75時間)
- 振り返り(4時間)
- STEP 2修了試験を受ける【受講終了後】
1時間程度の筆記試験です。
- STEP 3修了証明書が発行される【修了試験から10〜30日後】
受講修了者に終了証明書が発行されます。
※合格率などは公表されていませんが、知識や技術が不十分であったとしても、補講を受けることなどでクリアできているようです。
- STEP 4現場で活躍する
介護施設や訪問介護、家族の介護などで資格を活かしましょう。
- STEP 5次のステップを目指す!
実務経験や知識を積み重ねていくことで、介護福祉士やケアマネージャーなどの資格を取得することも可能になります。

介護・福祉業界は、資格が重要視される!
介護・福祉業界は、資格が重要視されがちです。資格を持っているかどうかで待遇が変わると言っても過言ではないかもしれません。
実務経験を重ねながら一歩一歩、着実に次の資格へとステップアップしていけば、いずれはケアマネージャーなどの職に就くことも可能な世界です。
そのためには、まずは確実にスタートをきるということが大事になってきます。
介護職員初任者研修は、複数の研修実施事業者によっておこなわれていて、申込み方法、受講場所や受講料などは各研修実施事業者によって違います。
まずは、お近くで受講することができる講座の資料を無料でまとめて請求

これからはますます需要が高まっていく介護業界。登竜門である「介護職員初任者研修」の資格を取得して、介護・福祉スペシャリストを目指しましょう!