仕事中に蜂に刺された!

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Q林業を営んでいますが、従業員が立木の伐採のために山道を歩いていたとき、急に飛んできた蜂に刺されてしまいました。近くに蜂が数匹飛んでいたので、巣があるかもしれないと気をつけていたようですが、突然、刺されたので防げなかったようです。蜂に刺された場合の治療費は労災から支給されるのでしょうか。

A立木の伐採のために山道を歩いていたときの災害で、当然、蜂に刺される危険性が内在していたものと考えられますので、おもしろがって巣を刺激したなどの恣意的行為がなければ、業務災害に該当するものと思われます。

管理人

下でくわしく説明するよ☆

仕事中に蜂に刺されたが労災になる?

仕事中に蜂に刺された!労災?

蜂に刺された場合、ショック症状を起こし最悪死に至ることもありますから注意が必要です。水で洗い流したり冷やしたりなどの応急処置の後、すぐに病院を受診することをおすすめいたします。

さて、仕事中に起きた災害が業務上災害と認められるためには、その災害に「業務遂行性」と「業務起因性」の2つが認められることが必要になります。

少し難しい言葉ですが、「業務遂行性」とは「ちゃんと業務命令に基づいて仕事をしていましたよ」ということで、「業務起因性」とは「仕事にちゃんとした原因があるんですよ」もしくは「その仕事にひそむ危険が現実化したことによりけがをしたんですよ」ということです。この2つが認められないと業務災害にはなりません。

仕事中に蜂に刺された場合も労災になる

上記の「蜂に刺された」という事例で考えてみますと、立木の伐採のために山道を歩行中に突然、飛んできた蜂に刺されたとのことで、周りには蜂が数匹飛んでいたとのことですから、状況から考えて、蜂の巣が近くにあった可能性が考えられます。

山林には、蜂の巣が多数あることも珍しくなく、また「蜂に刺される」以外にも、いろいろな危険がひそんでいる場所です。今回のことも、「立木の伐採場所に向かう途中」に、つまり「仕事を遂行中」に、「蜂に刺された」、つまり「山林で行う業務に内在する危険が現実化した」ものとみることが適当と思われます。

したがって、「業務遂行性」と「業務起因性」の2つが認められることから、業務災害に該当すると考えられ、治療費などの必要な給付を労災保険から受けられるものと思われます。

ただし蜂に刺されても労災にならない場合もある!

歩行中に蜂の巣を見つけて、面白がってふざけて巣をいじったり刺激したりしたことで蜂に刺されたような場合は、業務を逸脱し労働者の私的行為や恣意的行為によって発生した災害とみなされ、業務外と判断されてしまう場合もあります。

  • 業務災害と認められるには「業務遂行性」と「業務起因性」が必要!
  • 業務に内在する危険が現実化したものと判断されれば業務上に!

蜂に刺された場合も労災のこの基本原則は変わりません。

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