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インフルエンザを同僚からうつされたが労災になる?

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Q 私は建設会社の小さい事務所で事務員をしています。常時、事務所の中にいるのは私と、私の後輩の女子事務員だけです。先日、その後輩の女子事務員がインフルエンザにかかり会社を休みました。その1週間後、私も高熱が出て病院に行ったところ、インフルエンザと診断されました。私はプライベートでもほとんど外出はしないですし、ちょうどこの時期、仕事が忙しく疲れていたため、インフルエンザはその後輩からうつされたとしか考えられません。したがって、仕事が原因ですので、労災保険の対象になりますよね?

 

A 残念ですが、感染経路の特定が困難であることから、労災保険の対象にはならないと思われます。

 

インフルエンザ感染について

ご承知のとおり、インフルエンザは感染した人の咳やくしゃみなどによって飛び散ったウィルスを直接吸い込んだりする飛沫感染のほか、ウィルスがついた物に手指などが触れ、そこから口に入ったりすることにより、そこから感染するような場合もあります。

また、感染してから発症するまでの潜伏期間もあることから、一般的には、「いつ」「どこで」「誰から」感染したのかなどを特定することは不可能です。

 

お話の内容から、同僚の方からインフルエンザをうつされたという可能性は確かに考えられなくもないですが、インフルエンザは上記のとおりいろいろな感染経路が考えられ、感染源を特定することは不可能であるものと思われますから、それこそ同僚から感染したのかどうかは神のみぞ知る話ということになってしまいます。(ウィルスが絶対に侵入してこない空間で、その同僚と2人だけで1週間ずっと過ごしていたというなら話は別かもしれませんが…)

 

インフルエンザ感染や風邪は労災にはならない

インフルエンザへの感染は、原因が特定できない以上、業務に起因するものともいうことができず、労災保険の対象になることはまずないと考えられます。

 

風邪なども同様に考えることができます。ただ、風邪の場合、誰かにうつされたとかだけではなく、例えば仕事で疲れたから体力や免疫力が落ちて風邪をひいたというようなこともいえる場合もありますが、この場合も労災には該当しません。

「仕事で疲れたから…」ただそのことだけをもって労災が認められてしまうと、なんでも際限がなくなってしまうということになりますから、労災と認められるためにはそれ相当の因果関係、いわゆる「相当因果関係」が必要ということになっているわけです。

 

ノロウィルスの集団感染は!?

ノロウィルスなどの集団感染などの場合は少し話が違ってくる場合があります。例えば、レストランなどでノロウィルスに感染したお客さんの汚物の処理を従業員みんなで行った結果、従業員が集団で感染してしまったというようなケースですと、その状況や発症時期などからある程度、感染原因が特定できるということになりますから、業務との相当因果関係が認められ労災になるケースもあります。

 

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