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通勤災害

逸脱・中断ってどのような意味ですか?

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Q 通勤災害のことを調べていたら、逸脱・中断という言葉が出てきて、なにやらこれらに該当する場合は通勤災害にはならないようなことが書いてありました。この「逸脱」「中断」とはどのようなことを言うのでしょうか?

 

A 「逸脱」とは、通勤途中で就業または通勤と関係のない目的で合理的な経路を外れることをいいます。「中断」とは、通勤経路上において通勤とは関係のない行為を行うことをいいます。

 

労災保険の通勤災害における逸脱・中断とは

通勤とは自宅と就業先との往復行為をいい、仕事の「行き」と「帰り」が該当しますが、逸脱・中断についてご説明するには、主に仕事を終えて帰るときのことを例に出して考えた方がわかりやすいかもしれません。

 

例えば、仕事の帰りに居酒屋によって飲んでから帰る場合、趣味のテニスサークルに向かう場合、映画を観てから帰るような場合などがこれにあたります。

居酒屋やテニスコートや映画館に行くために通勤経路から外れることを「逸脱」、飲み会やテニスの試合や映画を観ることを「中断」といいます。

 

逸脱・中断後は通勤災害にならない

この逸脱・中断をした時点で、その後については労災が効かなくなってしまいます。(例外あり)

 

なぜ逸脱・中断をしてしまうと労災にならなくなってしまうのか。

そもそも通勤災害は就業に関して行う通勤に関して補償されるものなのですが、逸脱・中断をした段階で、目的が就業に関してではなく、「美味しいお酒を飲みに行く」「テニスを楽しむ」「好きな映画を観る」のように変わってしまいことになりますので、その後は通勤とは認められないということになってしまうのです。

 

ところが、前述のとおり例外の規定も定められており、それは日常生活上必要な行為であって、かつ最小限度の範囲で行う場合」は、逸脱・中断中を除き、合理的な経路上に戻った後は通勤と認められることとされています。

 

日常生活上必要な行為とは、例えば、スーパーに立ち寄って惣菜や日用品を買って帰る場合、食堂に食事のため立ち寄る場合、病院に行って診察を受けてから帰る場合などがこれに該当します。

 

少しわかりづらいかもしれませんので、具体例をあげて説明しますと、

 

映画館に寄って映画を観てから帰る場合

会社を出て自宅方向に向かっている間は労災がききますが、映画館に向かって道をそれた(逸脱した)時点からそれ以降は労災がきかなくなります。

 

映画館に寄ってから帰宅する場合は通勤経路から外れた時点から労災はきかなくなります。

 

スーパーに寄って惣菜を買ってから帰る場合

会社を出て自宅方向に向かっている間は労災がききますが、スーパーに向かって道をそれた(逸脱した)時点で労災はきかなくなります。もちろんスーパー内で買い物中(中断)も労災はききません。ここまでは映画館の場合と同じですね。ところが、買い物が終わりスーパーへとそれた道から通常の経路上に戻った時点から労災復活!となるのです。

 

スーパーに立ち寄る場合は、合理的経路上に復帰した時点から労災は再度きくようになります。

 

また、「え!?居酒屋に行くのと食堂に行くのと何が違うの??」と思った方は多いと思います。この辺のことは食事は日常生活上必ず必要なことですが居酒屋は必ず必要なわけではないとの理由や、滞在している時間(居酒屋は長時間いることが多くなりますが、食事は目的が食事だけですから短時間で終わる)などが関係しているものと思われ、最小限度の範囲と判断されているものと考えます。

 

-通勤災害

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