労災保険についてわかりやすく教えてください。

労災保険の加入・保険料
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質問

労災保険とはどのような制度なのか、わかりやすく説明してください。

答え

労災保険とは、働いている労働者が仕事中通勤途中けがをしたり、仕事が原因で病気になったり、不幸にも死亡したりしたときに、労働者本人やご遺族が必要な保険給付を受けることができるものです。

管理人

下でくわしく説明するよ☆

労災保険とは?わかりやすく説明します!

労災保険とは

みなさん、「労災保険」という言葉を一度は耳にしたことがあると思います。しかし、実際に労災保険を使ったことがある!という人は意外に少ないのではないでしょうか。

労災保険は、仕事中にけがをしてしまったときや、仕事を原因としてさまざまな病気になってしまったとき、通勤途中の交通事故で負傷してしまったときなどに、病院を受診することができたり、現金給付が受けられたりすることができる制度です。

ネコ太郎
ネコ太郎

おれっち、けがしたらいつも保険証で病院にかかってるぞ。

管理人
管理人

保険証は健康保険や国民健康保険のもので、仕事以外のけがや病気で使うものだから、仕事中や通勤途中のけがの場合は保険証は使えないんだよ。

労災保険は国がやっているものですが、同じように国などがやっている保険としては、健康保険国民健康保険があります。しかし、仕事中のけがの場合は保険証が使えないので、その代わりに使うものが労災保険です。

ネコ太郎
ネコ太郎

けがをしたら、病院代もかかるし、くすり代もかかるニャ…

管理人
管理人

それだけじゃないよ。けがをして働けなくなることもあるし、後遺症が残ったら大変だよ。不幸にも仕事中に亡くなってしまうことだってあるよ。

労災保険には、病院代おくすり代などのほかにも、けがをしたことによって働くことができず給料がもらえないときに休業補償がもらえたり、通院するための交通費がもらえたり、後遺症が残ったり死亡したりしたときもその補償がでます。

ネコ太郎
ネコ太郎

へー、労災保険って良いもんニャンだな。

管理人
管理人

保険証だと3割負担しなきゃいけないけど、労災になれば基本的に自己負担なしだよ!

ネコ太郎
ネコ太郎

でも、保険証がないとなると…どうやって病院にかかるんだ?

管理人
管理人

労災を使うときは必ず、もらいたいものごとに「請求書」とか「申請書」を作って提出することが必要だよ。

労災を使うためには、病院代・お薬代・交通費・休業補償・後遺症など、給付を受けたいものごとにそれぞれ請求書や申請書を作成し、提出しなければなりません。

労災の手続きの流れについては、こちらの記事でまとめていますのでご覧ください。

ネコ太郎
ネコ太郎

ところで、おれっち敏腕社長だけど、けがしたら労災使えるよね?

管理人
管理人

残念だけど使えないよ。労災保険は雇われている側が対象だから、社長は労災は使えないんだよ。

労災保険の対象者は「労働者」となっていますが、ここでいう「労働者」とは世の中で働いているすべての人をいうわけではありません。

労災保険の対象になる「労働者」とは、常用、アルバイト、派遣などの名称や雇用形態に関わらず、事業に雇用されて、労働の対価として賃金を受ける人です。

労災保険は基本、雇われている側に対する保険ですので、会社側の方、たとえば事業主や役員などは原則対象外です。また、公務員なども別に災害時の補償制度が定められていますので、労災保険の対象にはなりません。

ネコ太郎
ネコ太郎

労災保険は国でやっているとはいえ、保険なんだから保険料が発生するんだよね?保険料はだれが払うの

管理人
管理人

労災保険の保険料は「全額事業主負担」となっているから、ネコ太郎が払わなきゃいけないよ。労災保険とセットの雇用保険は一部個人負担があるけどね。

ネコ太郎
ネコ太郎

がび~ん!
なんて労働者ファーストな世の中ニャンだ…

労災保険の昨今

労災保険の正式名称は「労働者災害補償保険」といい、各都道府県にある労働局労働基準監督署が管轄しています。労災保険法第1条と2条では、労災保険についてこのように謳われています。

業務上の自由または通勤による労働者の負傷、疾病、障害、死亡などに対して迅速かつ公正な保護をするため、必要な保険給付を行い、あわせて、業務上の事由または通勤により負傷し、または疾病にかかった労働者の社会復帰の促進、当該労働者及びその遺族の援護、労働者の安全及び衛生の確保などを図り、もって労働者の福祉の増進に寄与することを目的としたもので、政府がこれを管掌する。

厚生労働省の発表によりますと、工事現場などにおける事故や、仕事中や通勤途上においての交通事故などは依然として高水準で推移しているようですし、近年では、慢性的な人員不足や過酷な労働環境などに伴う長時間労働による過労死や過労自殺、パワハラ・セクハラなどの人間関係によるストレスにより適応障害、ストレス性障害などを発症するなどの精神障害による労災請求も増加しているようです。

その他にも、林業労働者や炭鉱、トンネル工事などに従事していた方などに発症することが多い振動障害やじん肺、アスベストによる石綿肺、肺がん、中皮腫などにより苦しんでおられる方も多くいらっしゃいます。

このように労災保険は、けがをした本人に対してはもちろんのこと、そのご家族、ご遺族にとっても大きな手助けとなってくれるものです。

労災保険はいわゆる補償制度ですので、基本的にはかかった費用や被った損害に対し現金が給付されるというものですが、治療そのものであったり、義肢や補装具、車いすといった現物で支給されるものもあります。

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